小論文を書くコツ

受験や試験で取り入れられている小論文

大学受験や資格試験で必ず取り入れられているのが、小論文です。知識を問われる問題ならば独学でなんとかなりますが、小論文となるとどうしようもありません。
そこで小論文に悩んでいる人のために、小論文のコツを紹介します。コツを掴むことができれば、テストは怖くありません。

模範解答をしっかり読む

まずは模範解答をじっくり読みましょう。模範解答をそのままそっくり小論文で書いてしまうと、完璧にアウト。でもじっくり読み込めば、どういう風に書けば良いのか自ずと見えてくるでしょう。
完成品がわからないまま作業をすれば、手間と時間がかかります。なんとかして仕上がった小論文であっても、評価はされないでしょう。でも模範解答を読み込めば、ある程度完成品は見えてきます。完成品がわかれば、手間と時間はあまりかかりません。評価もかなり高くなるはずです。

問題を分析する

問われている問題をしっかり分析することも、小論文を書き上げるコツです。社会問題についての考えを問われる小論文は、よく出題されています。自分なりの考えを書くのが正解。でも自分なりの答えを導くには、問題の本質を理解する必要があります。
例えば「広島の歴史について」を問われる小論文が出題されたとしましょう。広島の歴史について把握しなければ、小論文は書けません。手がかりがある程度揃っていたらなんとかなるものの、簡単な手がかりしか提示されていないケースがほとんどです。少ない手がかりで情報を掴み取る力も、同時に身につけておきたいものです。

問題の分析方法

少ない手がかりで情報を掴む方法は、頭の中に常に「WHY」を思い浮かべることです。小論文だけに限った話ではありませんが、どんな話題でも根拠は必須です。根拠がなければどんなに有益な情報も空回り。根拠がない小論文は、見向きもされません。
人の考えは人それぞれです。考えに至った情報と根拠を示すのが、何よりも重要です。情報と根拠が揃ったら、あとは文章を組み立てるだけ。誰にでもわかりやすく組み立てることができれば、小論文はクリアしたのも同然です。