佐久の公共交通機関は不便?そのため車所有率の高い状況が続く

佐久は、長野県の東部にあり群馬との県境に位置します。浅間山、八ヶ岳、蓼科山などの山々に囲まれた豊かな自然に恵まれています。佐久は、高原リゾートである軽井沢まで車で30分。新幹線が通っていることから、首都圏へのアクセスにも恵まれています。

佐久の車所有台数は、1世帯あたり1.7台越え!車なしでは生活できない

佐久がある長野県は全国でも車保有率が上位の県です。佐久での車保有台数も高い状況です。佐久の車保有率は現在も増加傾向にあり1世帯あたりの保有台数が1.71台です。これは、公共交通機関の運行地域や運行状況が影響します。ある程度人口がある地域では公共交通機関が維持されていますが、人口の少ない地域では廃線や縮小が進んでいます。このことから、佐久では公共交通の再編事業などが進められています。

公共交通機関の再編事業が進められるが利用者は減る一方

佐久では、公共交通機関の再編事業が進められています。しかし、利用者数は減少している状況です。具体的には、時刻を利用しやすいように改定し家庭へ配布。バス案内板の設置、割引回数券の発行などの利用促進、高齢者向け施策などです。また、ハード面ではバリアフリー車両の導入などです。このような積極的な取り組みを進めるも、利用者数は大きく減少しています。しかし、バス利用者の満足度に関しては基準値と同程度という状況です。

公共交通機関の使い勝手が悪い佐久。車の所有、利用率増加につながる現実

佐久は、市の範囲が広く住宅地が広範囲にわたっています。しかし、交通公共機関は一部地域に集積するという現実。佐久は、東部や西部地域の深い谷筋や隆起のある台地にも集落があります。これは、公共交通機関を利用できる場所と交通機関を活用したい集落が一致していないことです。公共交通機関を利用できる時間や曜日が限定さることで、普段の生活に都合が悪い状況です。このため、佐久での車保有率は高い状況が続いているのではないでしょうか。