外構工事前に確認すべき留意点は?

いざ外構工事に取り組むに当たり、何に気を付ければいいのでしょうか。今回は栃木で外構工事を行っている会社を参考に、建物外にある構造物を指す「外構」より少し広く、空間を指す概念として「エクステリア」を考えるための留意点や事例を紹介したいと思います。
まず、一般的にエクステリアに必要なものとしては、次のようなものが挙げられます。
庭(樹木、照明など)
門扉
物置
ポスト(住宅と一体でない場合)
駐車場
カーポート(インナーガレージでない場合)
フェンス
アプローチ
他にも挙げればキリはありませんが、主立ったのはこういうところでしょうか。

車は買い替えで大きさが変わる

例えば物置。これはホームセンターなどに展示されていますが、多くの商品はお世辞にも洒落たデザインとは言えませんよね。せっかく建物の外観にこだわっても、物置が全体の雰囲気を壊してしまう可能性もあるので、選ぶ際には十分に注意したいところです。
カーポートに関しては、格納する自動車の大きさによって望ましいサイズが異なります。そう聞くと「当たり前じゃないか」と思うかも知れませんが、家は数十年単位で住むのに対し、車は早い人なら数年単位で買い替えます。特に子どもが小さい頃は成長ぶりに合わせて更新することもあるでしょう。すると、当初はコンパクトカーに乗っていたのに、数年後にはミニバンや大型のSUVを購入する可能性だってあるわけです。コンパクトカーで十分に余裕があったはずのカーポートですが、車が大きくなると、途端に狭くなる場合があるのです。敷地の広さとの兼ね合いにはなりますが、可能な限りゆとりある広さにしておきたいですよね。
後々出てきやすいのが自転車を置く場所がないという悩みです。夫婦2人や子どもが幼いうちは良いのですが、子どもがそれなりに大きくなって自転車を乗り回したり、通学で大人用の自転車に乗ったりするようになると、それなりのスペースをとります。エクステリアを考える際はもちろん、その前段階として、住宅の間取りを考える時から意識しておきたいですね。

通りからの視線を遮る

最後に、外部からの視線を遮る工夫を考えてみましょう。まあ、世の中の人は他人の生活にさほど興味はないと思いますが、間取りによっては玄関ドアを開けたら通りから建物内が丸見え、というケースもあります。そんな場合は門扉や高さのある構造物で視線を遮るように工夫すべきでしょう。