宍粟市で観光するなら!製麺の楽しみ方を紹介

兵庫県西部に位置する宍粟市は、そうめんの名産地です。
古い歴史を持つことから「播州手延そうめん」と呼ばれ、人気ブランド「揖保乃糸」も生産しています。
揖斐川を中心とした清流と、兵庫県の名産品「赤穂の天塩」が美味しさの秘訣。
約600年にわたる宍粟市の製麺の歴史から、経験豊富な職人がいることも特徴です。
「揖保乃糸」が誕生したのはなんと明治時代で、その頃から品質の格付け検査が行われてきました。

手延べ製麺と機械製麺には大きな違いがあります

「揖保乃糸」は値段が高いにもかかわらず、日本で1番食べられているそうめんです。
その理由は手延べ素麺にこだわり、味に定評があること。
機会製麺は、薄くのばした生地を細く裁断することによって一本一本を生産しています。
対して手延べ素麺は太い棒状にした麺を細くしたら、複数本を編み込みながらさらに細く延ばしていく製造方法です。
手延べは手作業が必要であることと、裁断せずに延ばしているのが特徴といえます。
手がかかっている分お値段は張りますが、つるっとした舌触りとコシが強み。
どちらの種類か知りたいときは、商品パッケージの名称などに記載があるので確認してみましょう。

シンプルだけど重要。そうめんの美味しい食べ方を紹介

美味しく食べる一番のポイントは、たっぷりのお湯で茹でることです。
お湯が少ないと粘りが強く出てしまい、食感が損なわれるので注意しましょう。
茹で時間は1分程度なので、味見しながらお好みに合わせてくださいね。
湯上げしたら氷水でゆすぎながら締めることで、ヌメりを洗い流すことが出来ます。
最後に、盛り付けは水や氷を加えないことをおすすめします。
水分を吸ってしまうので、麺ではなくつゆに氷を入れるといいですよ。

宍粟市の名所!戸倉峠名物滝流しそうめん

戸倉峠名物滝流しそうめんは、国道29号線沿いの森林の中に佇みます。
ささやかに水が流れる渓谷の上で、長さ30メートルの流しそうめんが楽しめます。
兵庫県の名山「氷ノ山」の雪解け水と、県の名産品「龍野の醤油」を使用するこだわり。
川のせせらぎと子どもたちのはしゃぎ声は、まさに夏の風物詩ですね。
6月から9月末までの営業ですが、夏季は混むのでシーズンを外していくのがおすすめです。
繁忙期の場合は待ち時間が2時間に及ぶことがあるので、近隣の川で遊べる用意を持っていくと楽しく時間を潰せます。