太陽光発電のデメリット

近年注目を集めている太陽光発電ですが、メリットばかりが取り上げられている印象もあります。
太陽光発電システムの設置を検討している場合には、デメリットも理解しておきましょう。

デメリットとしては、そうは言っても太陽光発電の設置費用の価格が高い
事です。

システムのメインとなるソーラーパネル自体の値段が高額であり、小さなソーラーパネルであっても数十万となります。
基本的には100万円以上となり、この費用を回収するためには10年近い年月が必要です。

太陽光発電は、その名の通り太陽の光を利用して電力を生産します。
そのため、夜はもちろん、曇りや雨の日など天気によっては発電できません。
太陽の光が当たらない場合など、毎日必ず同じ量の電力を生産できるわけではないのです。
ソーラーパネルは非常に重いため、屋根への負担が大きく、実際に導入を決定してから使用開始まで時間がかかる点もデメリットでしょう。

太陽光発電は、メンテナンスが必要ないともいわれています。
しかし、より効率良く電力を生産することを考えた場合、メンテナンスを行う必要があります。
それでは、なぜメンテナンスが必要ないといわれているのでしょうか。
太陽光発電システムは、エンジンなどの可動部がありません。
そのため動作不良などが起こりにくいのです。
設置部品の1つであるパワーコンディショナーは、故障するまでメンテナンスは必要ありません。

ソーラーパネルについては屋外にあるため、汚れにくいとはいえ一切掃除をせずに居ると、汚れによって太陽の光をさえぎってしまう場合があります。
基本的にメンテナンスが必要ありませんが、一定期間経過したソーラーパネルはメンテナンスを行た方が良いでしょう。
電力の生産量をチェックし、大幅に低下している場合にはソーラーパネルにトラブルが起こっている可能性があります。
不具合が起こってから発電量で確認できるまでには時間差があるため、トラブルが起こる前に定期的なチェックが必要なのです。