土木工事は夢物語を現実のものにする

道路の真ん中でインターネットができるかもしれない?埼玉県では土木工事を目にすることが多い気がします。埼玉では街づくりに力を入れており、将来的には道のど真ん中にいながら情報が得られる都市を目指しているとのこと。例えば道に迷った場合、今ならスマホで現在地を確認して目的地までの道筋を検索するでしょう。でも将来的にはスマホもなくなり「この場所はどこですか?」と道路に聞けば、道路が勝手に答えてくれるかもしれません。
一見すると夢物語のように見えるでしょうが、技術的には不可能ではないこと。でも今は当たり前にある街並みを昔の人が見たら、腰を抜かすのは間違いないでしょう。

まっ平らな道路はかつて夢物語だった

今当たり前にある整備された道路は、一昔前では「夢物語」そのものでした。海外旅行の経験がある方なら分かると思いますが、世界の道路は凸凹が酷く車の走行もスムーズにはいきません。日本における土木工事の技術は、世界でもトップクラス。道路に穴が開いてなく、凹凸がないだけでも「あり得ないこと」です。
しかし日本もかつては、凸凹だらけの道路が当たり前でした。江戸時代までは、道を歩くだけでドロドロになるのは当たり前。風が吹いたら砂埃で、まともに歩ける状態ではありません。何とかしようと思い立ったのが、石畳です。なお現在も箱根で江戸時代に舗装された石畳の道を見ることができます。

未知の物体「アスファルト」

アスファルトが日本に導入されたのは、明治になってからのこと。しかし当時における「アスファルト」は未知の物体だったためか、誰も見向きもされませんでした。ところが、未知なる物体「アスファルト」の利便に気が付いた人がいます。彼は後に会社を立ち上げ、今ではアスファルトを使えば右に出るものなしの存在となりました。
なお彼が立ち上げた会社が手掛けた仕事の内の1つが、世界的にも有名なF1レース場。F1レーサーからは「世界一のレース場」として、評価はかなり高いです。使われているアスファルトの質があまりにも高いため、かつては「レース場のアスファルト」を販売していたこともありました。嘘のように思えるでしょうが、本当の話です。